「どうせうまくいかない気がする」
「嫌なことばかり考えてしまう」
「気づくと最悪のパターンを想像している」
そんな自分に疲れていませんか?
ネガティブ思考が続くと、
- 小さな失敗を引きずる
- 人の言葉を何度も思い出す
- 将来が不安になる
- 自分を責めてしまう
- まだ起きていないことまで心配してしまう
といった状態になりやすくなります。
そして、
「もっと前向きにならなきゃ」
「ポジティブに考えないと」
と思うほど、かえって苦しくなることもあります。
でも、ネガティブ思考が浮かぶこと自体は、必ずしも悪いことではありません。
問題は、ネガティブな考えに振り回され続けてしまうことです。
この記事では、ネガティブ思考が止まらない理由と、嫌なことばかり考えてしまう時の対処法を紹介します。
ネガティブ思考は悪いものではない
まず知っておきたいのは、
ネガティブ思考そのものは悪いことではない
ということです。
人の脳は、危険や失敗を避けるために発達してきました。
そのため、
- リスクを考える
- 問題を予測する
- 最悪の事態を想像する
- 失敗を避けようとする
- 次に同じことが起きないように考える
ことは、自然な働きです。
つまり、ネガティブな考えが浮かぶこと自体は異常ではありません。
むしろ、自分を守ろうとする反応でもあります。
問題は「考え続けること」
ネガティブ思考で苦しくなる人は、ネガティブな考えが浮かぶことではなく、
同じことを何度も考え続けてしまうこと
に疲れています。
例えば、
「あの時こう言えばよかった」
「なんであんなことをされたんだろう」
「また失敗したらどうしよう」
「嫌われたかもしれない」
と何度も考えてしまう。
これを反芻思考と呼ぶことがあります。
反芻思考が続くと、頭の中で同じ問題を何度も再生しているような状態になり、気持ちがどんどん重くなってしまいます。
ネガティブ思考を消そうとすると逆効果になることがある
多くの人は、ネガティブ思考が出てくると、
「考えないようにしよう」
「忘れよう」
「ポジティブに考えなきゃ」
とします。
しかし、これは逆効果になることがあります。
例えば、
「ピンクのゾウを思い浮かべないでください」
と言われると、逆にピンクのゾウを思い浮かべてしまいます。
ネガティブ思考も同じです。
無理に消そうとするほど、脳はその考えを監視し続けてしまいます。
だから大切なのは、ネガティブ思考を完全になくすことではありません。
ネガティブな考えを、少し扱いやすくすること
です。
ネガティブ思考が止まらない理由
ネガティブ思考が止まらない時には、いくつかの理由があります。
理由① 未処理の感情が残っている
嫌なことがあった時、その場では平気なふりをしていても、感情が残ることがあります。
例えば、
- 本当は傷ついていた
- 本当は怒っていた
- 本当は怖かった
- 本当は納得していなかった
でも、
「自分が気にしすぎかも」
「相手にも事情があるし」
「もっと大人にならないと」
と感情を押し込めてしまう。
すると、出来事は終わっていても、感情だけが残り、あとから何度も思い出してしまうことがあります。
理由② まだ答えが出ていない
人は、納得できていないことを何度も考えます。
例えば、
- なぜあの人はあんな言い方をしたのか
- 自分は何を間違えたのか
- どうすればよかったのか
- 次に同じことが起きたらどうすればいいのか
こうした問いに答えが出ないままだと、脳は「まだ終わっていない問題」として扱いやすくなります。
その結果、ネガティブ思考がループしやすくなります。
理由③ 未来をコントロールしようとしている
将来の不安を考え続ける時、人は未来をコントロールしようとしていることがあります。
例えば、
- 失敗したくない
- 傷つきたくない
- 嫌われたくない
- 損したくない
- 同じことを繰り返したくない
という気持ちです。
これは自然なことです。
ただ、まだ起きていないことを頭の中で考え続けても、完全に安心できる答えが出ないことがあります。
ネガティブ思考が止まらない時の対処法
方法① 頭の中から外に出す
ネガティブ思考は、頭の中だけで考えていると大きくなりやすいです。
そこで、紙やスマホに書き出してみます。
例えば、
- 何が不安なのか
- 何が嫌だったのか
- 何を心配しているのか
- どんな言葉が頭に残っているのか
- 次に同じことが起きたら何が怖いのか
を書いてみます。
きれいに書く必要はありません。
「なんか怖い」
「また同じことが起きそうで嫌だ」
「変なことを言ったかもしれない」
そのくらいで十分です。
書くことで、頭の中で大きくなっていた不安を少し外に出しやすくなります。
方法② 事実と想像を分ける
ネガティブ思考の中には、事実ではなく想像も含まれています。
例えば、
事実
上司の返信が遅い。
想像
怒っているかもしれない。
評価が下がったかもしれない。
自分の仕事が悪かったのかもしれない。
また、
事実
友人の返信が短かった。
想像
嫌われたかもしれない。
冷たい人だと思われたかもしれない。
何か悪いことを言ったかもしれない。
このように分けるだけでも、思考が整理されます。
不安が強い時ほど、想像を事実のように感じてしまうことがあります。
だからこそ、
実際に起きたこと
自分が想像していること
を分けてみるのがおすすめです。
方法③ 「今できること」を一つだけ探す
未来の不安を考え続けても、すべてをコントロールできるとは限りません。
そこで、こう考えてみます。
今できることは何だろう?
例えば、
- メールを送る
- 資料を確認する
- 一度休む
- 散歩する
- 明日の準備を一つだけする
- 気になることをメモしておく
- 誰かに短く相談する
大きな解決策でなくて大丈夫です。
今できることを一つだけ決めると、思考のループから少し抜けやすくなります。
方法④ 繰り返すパターンに気づく
ネガティブ思考には、人それぞれのクセがあります。
例えば、
- 人に嫌われる不安
- 失敗への不安
- 将来への不安
- 健康への不安
- 人の言葉を引きずる
- 自分の発言を何度も反省する
などです。
記録していると、
自分はいつも同じことを心配している
と気づくことがあります。
この気づきはとても大切です。
ネガティブ思考をなくすよりも、まず自分がどんなテーマで考えすぎやすいのかを知ることが、少し楽になるきっかけになります。
方法⑤ 「対策」まで一つだけ残す
ネガティブ思考が続く時は、ただ不安を書くのではなく、
次はどうするか
を一つだけ残すのがおすすめです。
例えば、
不安
また会議でうまく話せないかもしれない。
次の対策
最初に結論を一文で言う。
不安
相手に変なことを言ったかもしれない。
次の対策
本当に気になる時だけ、短く補足する。毎回確認しすぎない。
不安
また愚痴を長時間聞かされるかもしれない。
次の対策
最初に「今日は少しだけなら聞ける」と伝える。
完璧な対策でなくて大丈夫です。
小さな一手があるだけで、脳は「これは少し対処できる問題かもしれない」と感じやすくなります。
頭の中で繰り返す前に、いったん外へ出してみる
NOPE NOTEでは、ネガティブ思考を無理に消そうとしません。
むしろ、
頭の中に置き続けないために、一度書く
という考え方を大切にしています。
嫌だったことや不安だったことを書き出し、
- 何が嫌だったのか
- なぜ引っかかっているのか
- 次にどうするのか
- 同じパターンが繰り返されていないか
を見ていく。
例えば、
嫌だったこと
会議で話を遮られた。
なぜ嫌だったか
軽く扱われたように感じた。
次の対策
次回は最初に結論から話す。
また、
不安だったこと
友人への返事が冷たく聞こえたかもしれない。
なぜ気になったか
相手を傷つけたかもしれないと不安になった。
次の対策
必要なら短く補足する。何度も確認しすぎない。
このように記録しておくと、
「また同じことを考えている」
で終わらず、自分の思考パターンや対策が見えてきます。
紙のノートでも十分ですが、NOPE NOTEのように嫌だったことと対策を一緒に記録できる仕組みがあると、ネガティブ思考を頭の外に置きやすくなります。
ネガティブ思考は敵ではない
ネガティブ思考をやめたいと思う人は多いですが、大切なのは、ネガティブな考えを完全になくすことではありません。
大切なのは、
ネガティブな考えに振り回されないこと
です。
ネガティブ思考は、自分を守ろうとする脳からのメッセージでもあります。
だから、
「またネガティブに考えてしまった」
と責めすぎなくて大丈夫です。
その代わり、
- 何が不安なのか
- どこまでが事実なのか
- どこからが想像なのか
- 今できることは何か
を少しずつ見ていく。
それだけでも、ネガティブ思考との距離が少し変わっていきます。
まとめ
ネガティブ思考をやめたいと思う時、大切なのは、無理にポジティブになることではありません。
大切なのは、ネガティブな考えを頭の中に置き続けず、少し扱いやすくすることです。
そのためには、
- 頭の中から外に出す
- 事実と想像を分ける
- 今できることを一つ探す
- 繰り返すパターンに気づく
- 対策を一つだけ残す
ことが役立ちます。
ネガティブ思考は、自分を責める材料ではありません。
自分が何を怖がっているのか、何を守りたいのかを教えてくれるヒントになることもあります。
まずは、頭の中だけで抱え続けず、少し書き出してみる。
その小さな一歩が、ネガティブ思考に振り回されにくくなるきっかけになるかもしれません。
こちらの記事もどうぞ
嫌なことを何度も思い出す仕組みは「嫌なことを忘れる方法」でも詳しく解説しています。
同じ場面が頭から離れないときに
頭の中で繰り返す前に、いったんここに置けます
うまく整理できていなくても大丈夫です。NOPE NOTEでは、今浮かんでいることをそのまま話し、残したい要点だけを次の自分に使える形で残せます。
今のことを話す
