「気にしすぎじゃない?」
そう言われたことがある人は、少なくないと思います。
相手に悪気はなかったのかもしれません。
励ますつもりだったのかもしれません。
でも、その一言で、
- そんなつもりじゃなかったと思う
- 自分が考えすぎなのかもしれない
- もっと気にしない方がいいのかな
- こんなことで傷つく自分が悪いのかな
と、自分の感覚を打ち消そうとしてしまうことがあります。
本当に苦しいのは、嫌だった出来事そのものより、
その感覚を否定されること
だったりします。
この記事では、「気にしすぎ」と言われて苦しい時の考え方と、自分の感覚を整理する方法を紹介します。
「気にしすぎ」は、感覚を閉じ込めやすい言葉
「気にしすぎ」
という言葉を聞くと、多くの人は、
自分の感じ方が間違っていたのかも
と思ってしまいます。
すると、
- 嫌だった
- 苦しかった
- 違和感があった
- 傷ついた
- 疲れた
という感覚を、少しずつ押し込めるようになります。
でも感情は、「正しいかどうか」で消えるものではありません。
無理に押し込めるほど、あとからモヤモヤとして残ることがあります。
「気にしすぎ」と言われたからといって、あなたが感じたことまでなかったことにしなくて大丈夫です。
「気にしないようにする」ほど苦しくなることもある
真面目な人ほど、
- もっと強くならなきゃ
- 気にしない練習をしなきゃ
- 自分が未熟なんだ
- 受け流せない自分が悪いんだ
と考えやすいことがあります。
でも実際には、
気にしない
より先に、
自分は何に傷ついていたのか
を見ることが必要な場合もあります。
「気にしないようにしよう」とするほど、かえってその出来事を何度も思い出してしまうこともあります。
無理に忘れようとする前に、
「自分はどこで苦しかったんだろう」
と見てみる方が、少し楽になることがあります。
人によって「苦しいポイント」は違う
同じ出来事でも、気になる人と気にならない人がいます。
それは、どちらが正しいという話ではありません。
人によって、疲れやすいポイントや傷つきやすいポイントが違うだけです。
例えば、
- 強い言い方が苦手な人
- 距離感の近さで疲れる人
- 空気を読み続けると消耗する人
- 否定されると強く引きずる人
- 急かされると焦りやすい人
- 愚痴を長く聞くと疲れる人
など、人によって苦手な場面は違います。
だから、
他の人は平気そうだから
という理由だけで、自分の感覚を否定しなくて大丈夫です。
「気にしすぎ」ではなく「感じ取っている」こともある
感受性が強い人は、いろいろなものを自然に感じ取りやすいことがあります。
例えば、
- 空気の変化
- 相手の温度感
- 微妙な言葉の違い
- 距離感のズレ
- 声のトーン
- 表情の変化
などです。
だからこそ疲れやすくなることもありますが、それは「弱い」というより、
受け取る情報量が多い
ということでもあります。
もちろん、すべてを深読みする必要はありません。
ただ、「自分は人より気づきやすいのかもしれない」と知っておくだけでも、自分を責めにくくなります。
「嫌だった」をすぐ否定しない
「そんなことで傷つくなんて」
と思う前に、まずは少しだけ立ち止まってみましょう。
例えば、
- 自分は何が苦しかったんだろう
- どこで違和感を感じたんだろう
- 何を軽く扱われたように感じたんだろう
- 何を守りたかったんだろう
と見てみる。
すると、
- 言い方が怖かった
- 否定された感じがした
- 気を遣い続けて疲れた
- 距離感が近すぎた
- 自分の気持ちを軽く扱われた気がした
など、「何に反応したのか」が見えてくることがあります。
「嫌だった」と認めることは、誰かを責めることではありません。
自分の感覚を見つけることです。
頭の中だけで整理しようとしない
「気にしすぎ」と言われる人ほど、頭の中で何度も考え続けてしまうことがあります。
例えば、
- 自分が悪かったのかな
- ああ言えばよかった
- 気にしないべきだったかな
- 相手はそんなつもりじゃなかったのかな
- でもやっぱり苦しかった
こうした思考が、頭の中でぐるぐる続くことがあります。
でも、頭の中だけだと、同じ場所を回り続けてしまうことがあります。
そんな時におすすめなのが、
感覚を書き残してみること
です。
例えば、
- 何があったのか
- どの言葉が引っかかったのか
- なぜ苦しかったのか
- 次はどう自分を守りたいか
を書いてみます。
きれいに整理しようとしなくて大丈夫です。
「なんか嫌だった」
「なんか疲れた」
「なんか苦しかった」
という言葉だけでも、十分大切な記録になります。
NOPE NOTEで「違和感」を残してみる
NOPE NOTEは、嫌だったことや違和感を書き残していくためのノートです。
例えば、
- なぜか引っかかった言葉
- 会ったあと疲れた相手
- なんとなく苦しかった場面
- 自分が気にしすぎかもと思った出来事
- でも忘れられなかった一言
を、そのまま残してみます。
大切なのは、
正しい結論
を出そうとしすぎないことです。
まずは、
- なんか嫌だった
- なんか疲れた
- なんか苦しかった
という感覚だけでも残しておく。
続けていくと、
「自分はこういう時に無理しやすいんだ」
「こういう言葉に引っかかりやすいんだ」
「この距離感だと疲れやすいんだ」
という感覚が少しずつ見えてくることがあります。
紙のノートでも十分ですが、NOPE NOTEのように嫌だったことと対策を一緒に記録できる仕組みがあると、同じ違和感やストレスパターンを振り返りやすくなります。
「気にしすぎ」を悪いことにしなくていい
感受性が強い人は、自分を責めやすいことがあります。
でも、
- 傷ついた
- 苦しかった
- 違和感があった
- 疲れた
という感覚は、自分を守るためのサインでもあります。
だから、
気にしすぎだから直さなきゃ
ではなく、
自分は何に反応しているんだろう
を見ることも大切です。
感覚を消すことより、感覚の意味を知ること。
それが、自分を守る一歩になることがあります。
まとめ
「気にしすぎ」と言われて苦しい時、本当に必要なのは、
もっと鈍感になること
ではないのかもしれません。
必要なのは、
自分の感覚をちゃんと見つけること
です。
嫌だった。
苦しかった。
疲れた。
違和感があった。
そんな感覚を無理に否定しなくて大丈夫です。
少しずつ言葉にしていくことで、自分を守るために必要な距離感や、自分の苦手なパターンが見えてくることがあります。
「気にしすぎ」は、悪いことではありません。
それは、自分が何かを感じ取っているサインかもしれません。
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